口は災いの元

僕はもとより対人協調力がなく、いわゆるKYで、発言には色々と問題のある人間で、過去に色々と悶着を起こしてきたのは否定しません。なので最近はだいぶ丸くなりました。

最近は少なくとも会社外の外部の方々との折衝等では、発言が問題で云々の事は少なくなりました。
(互いのコンテキストの誤解でちょっと相手を不機嫌にさせてしまったことはありますが、それは避けられないでしょう・・・)


ただ、社内に目をやると、最近の若い人はどうも叱られた・怒られた経験が少ない人が多いらしく、筋が通ってない発言や行動を取った際にちょっと強い口調で指摘すると、途端に狼狽する人が少なくないです。
ちょっと我が弱い人は、それを元に逆恨みしてある事ない事言いふらしたりする人も極たまにいます。


人間は自分の主観や閉じた世界でたどり着いた結論というのは非常に脆弱で、相手に理解してもらえるとは限らない。なので色々な人の価値観とぶつかりあう事が一番大事なのだと思います。ぶつかり合うことでその集団・コミュニティ・クラスターの相互理解・認識している価値観に近づくことができ、正しく理解しあう事が出来るのだと思います。(もちろん自分の主義主張を脅かすレベルまで歩み寄る事はできないので究極的にはギャップは残ったままになるでしょうが)


そういった「ぶつかりあう」コミュニケーションをせずに、自分の一方的な価値観で他者を断罪すると、大抵受け手は不満と不信感を感じると思います。
まあ僕も受ける側になって気づいたことで、今まで数多く上記の行動をとり失敗も数多積み重ねてきたわけです。しかし最近の若い人は「ぶつかりあう」コミュニケーションの経験が少ない人が増えてきたのか、私の若い頃のよう(もしくは更に過激)な失敗をしてしまう人が非常に増えている気がします。


相手のコンテキストを理解しなかったり、その集団共通の価値観を理解しないでの発言というのは、どうしても禍根を残します。
まさに「口は災いの元」です。


先日の日記でも書きましたが、本当に「大志」を抱いているのなら、発言は自ずと変わります。