脱ニート

図らずもニートになり数ヶ月ですが、ついに今日でニート生活ともおさらばです。

何事にも縛られないで好きなことだけを行う悠々自適な生活を想像していたのですが、結局は何かに縛られます。
大きなものとしては以下。


社会生活の中でひとりの都合のみで行えることはそれほど多く無いので、どうしても相手の都合に合わせたりと時間の制約を大きく受けることになります。もちろん本当の意味で引きこもって非同期的な活動(ネットや、漫画を読んだりDVD見たり等々)だけをするのであれば時間の制約はほぼ皆無になりますが、外に出るとそういう訳にもいきません。これは自分が使える時間が無尽蔵になったとしても解消できる問題ではありませんでした。


お金についての懸念はどうしても頭の中から離れません。貯蓄が十分あっても、インカムが無いという精神的な抵抗が消費に後ろめたさを伴います。


あと、どうしても心理的なものとの葛藤はさけられません。職が無いというのは「その人を社会的に証明するモノが無い」というのとほぼ同義なので、僕みたいな一般人にとってはなかなか耐え難いプレッシャーでした。



会社に勤める、というのはとても楽な行為で、ある組織体の求める価値観に迎合することで精神的な安寧と幾許かの金銭的な充足を得られます。
しかし、そういうふうに社会の歯車に飲み込まれることは、本当の自分を見失うことにもつながります。

もちろん自分を見失った方が良いケースもあります。僕も自分の人間としての卑小さに耐えられない局面が何度もありましたので・・・



個人的には、この数ヶ月は自分を見つめ直す時間にもなりましたし、会社勤めをしていたらできないような自己研鑽に時間を割くことができました。自分の能力を知ることでそれがまた自分を改めて見つめ直すというサイクルにもなり、貴重な時間であったとは思います。

一番大きいのは自分の人間としての限界をある程度感じられたことです。
僕は所詮庶民なので、ある組織体に組み込まれながらその中でバリューを発揮することが、おそらく一番安定すると思います・・・



このブログはだいぶ中途半端な感じになってしまったので、明日からは別のブログで技術的な内容等を書いていこうと思います。