脱ニート

図らずもニートになり数ヶ月ですが、ついに今日でニート生活ともおさらばです。

何事にも縛られないで好きなことだけを行う悠々自適な生活を想像していたのですが、結局は何かに縛られます。
大きなものとしては以下。


社会生活の中でひとりの都合のみで行えることはそれほど多く無いので、どうしても相手の都合に合わせたりと時間の制約を大きく受けることになります。もちろん本当の意味で引きこもって非同期的な活動(ネットや、漫画を読んだりDVD見たり等々)だけをするのであれば時間の制約はほぼ皆無になりますが、外に出るとそういう訳にもいきません。これは自分が使える時間が無尽蔵になったとしても解消できる問題ではありませんでした。


お金についての懸念はどうしても頭の中から離れません。貯蓄が十分あっても、インカムが無いという精神的な抵抗が消費に後ろめたさを伴います。


あと、どうしても心理的なものとの葛藤はさけられません。職が無いというのは「その人を社会的に証明するモノが無い」というのとほぼ同義なので、僕みたいな一般人にとってはなかなか耐え難いプレッシャーでした。



会社に勤める、というのはとても楽な行為で、ある組織体の求める価値観に迎合することで精神的な安寧と幾許かの金銭的な充足を得られます。
しかし、そういうふうに社会の歯車に飲み込まれることは、本当の自分を見失うことにもつながります。

もちろん自分を見失った方が良いケースもあります。僕も自分の人間としての卑小さに耐えられない局面が何度もありましたので・・・



個人的には、この数ヶ月は自分を見つめ直す時間にもなりましたし、会社勤めをしていたらできないような自己研鑽に時間を割くことができました。自分の能力を知ることでそれがまた自分を改めて見つめ直すというサイクルにもなり、貴重な時間であったとは思います。

一番大きいのは自分の人間としての限界をある程度感じられたことです。
僕は所詮庶民なので、ある組織体に組み込まれながらその中でバリューを発揮することが、おそらく一番安定すると思います・・・



このブログはだいぶ中途半端な感じになってしまったので、明日からは別のブログで技術的な内容等を書いていこうと思います。

東京都知事選

4月10日なんですね。

都知事候補と目される人たちの顔ぶれを見ていると暗澹たる気分になります・・。

http://dailynews.yahoo.co.jp/fc/local/tokyo_gubernatorial_election/#backToPagetop




なんか前の会社の方々が、ブログ等々で特定の候補に肩入れしているみたいな発言をしているんですが、これは会社ぐるみでの応援・支援なんでしょうか?


結構繊細なテーマだから、ブログとかに書かない方が良いと思うんですけれどね。

組織への固執

昨日までの自分よりもこれからの自分の方が優秀だ、という自身と自負があるのであれば、過去に行った実績や、創り上げたモノに固執しなくてもすみます。


そうでない人は、過去の実績に固執したりするのでしょう。


もちろん、独力で、もしくは自分が中心的に取り組んで創り上げたモノは名刺代わりになりますから、それをアピールすることは全然アリだとは思います。



ただ、サラリーマンに多いのが、自分以外の、周囲の人たちの威を借りる人たち。
会社の知名度がどうだとか、自分が中心的に関わっていないであろうサービスや商品がどうだとか、自分の同僚は優秀だとか・・・

もちろん私も会社に居たときは、会社としての価値を最大化するために色々としつこい位に自社のサービスの宣伝やアピールをし続けていました。しかしそういう行為と、自分たちの組織に固執することは、似ているようで違います。


自信が無いからその組織にすがりつくし、すがりつきたいから自分を正当化するために同僚を貶めたり、嘘をついたり。そうやって自信の無い人が組織に固執することで、純粋にプロフェッショナルとして組織の価値最大化を目指している人たちの脚を引っ張り、彼らが嫌気をさして組織を離れ、固執して残された人は結果として利益を享受出来なくなる。そんなサイクルは良く目にします。



不確定性の未来に対してどれくらい自信を持って言うべきか迷いますが、私は、確実に今までよりもこれからの方がいい仕事は出来ると思うし、良いモノヅクリも出来ると思っています。
だからこそ、今まで創り上げたモノに対して固執する必要もありません。

でもそこまでの挟持が無い人は、今の現状維持のまま組織に残り続ければ良いのだと思います。人が創り上げた、たかだか過去の実績にすがりついて、それを「自分がやった」と喧伝したって構わないと思います。その程度のものにしかすがりつけないのであれば、それで良いと思います。



そういう事を色々考えてみて、虚飾を除いて、自分が丸裸になっても、なお魅力があったり確固たる実力がある人というのが理想ですね。自分もどこまで高みに辿りつけるか、精進したいと思います。

最終的な目標は毅然とした態度をとり続けることなのか、領土の返還なのか、実利の享受なのか

サーチナ-searchina.net


北方領土問題は、一人の政治家の暴言で戦後最悪の方向に進みつつありますね。


毅然とした態度を取るのは領土交渉の政治家として必要とはいえ、最終的な目標はなんなのか、そういう基本的な事を管なんとかさんや前なんとかさんには理解して欲しい気がします。


もしくは彼らは全部理解した上で、上記のような動きを誘導している、というシナリオも高い確度で想像できるわけです。

国内的には「ロシア許すまじ」という世論をマスコミを使って形成し、ロシアとの共同開発などの案件に及び腰になったり生理的に排除したり。その間北方領土やサハリン、シベリア地域の開発から日本が外され、今まで以上に東亜地域での日本の存在感が失われる。
自分が「日本を貶める事をミッションとして託された政治家」だとしたら、たしかに管なんとかさんとかと同じような戦略・政略を取る気がします。


そうした憶測が妥当だとした場合は、日本国民としてもっと怒った方が良いと思います。