老害、か・・・

あーありがち - いい仕事したいじゃん

書いてるうちに再確認できたことがもう一つあった。

自分は老害にはなりたくないんだなと強く思った。

上に挙げた問題は基本的に過去を踏襲しているだけの作業が新たな価値の創造を阻害していると言えると思う。

上記事象を「老害」と表現するのが正確かどうかは別として、多くの人が感じる問題点ですね。


上記ブログの筆者も書いていますが、「無思慮な前例踏襲を優先して新たな価値創造を行わない」ことが問題で、年齢の問題では無いのだと思います。



僕が最近、一番「老害」的な弊害を感じたのは、7歳くらい年下の新卒入社のエンジニアに対してでした。


技術は移り変わりが激しいので、四の五の言わずにまず使ってみて自分にフィットするか、時代・用途にフィットするかを確認し続けていくのが何だかんだいって一番効率的なのだと個人的には思っているのですが、新卒の彼は何につけても自分の閉じた世界で結論づけた結論(言い訳)を振りかざしてOSSの開発は価値が無い」「Hadoopはデータモデルが美しくないから価値がない」「Webのアプリケーションの開発は誰でもできるからやる意味が無い」等々の言説を繰り返していました。

当の彼は、どこかからコピッてきたソースを使った単純なバッチ処理くらいしか書けないのですが・・・


それだけでなく、人の意見を表層だけ(しかも基礎的スキルが無いのでかなり勘違いをして)理解してあちこちにしたり顔で言いふらされたりするので、ちょっと色々困りました。




思考停止して、自分が勝手に結論づけた都合の良い言説を振りかざしたり、虎の尾を借りるように著名な方の意見をコピーしてあたかも自分の意見のように言いふらしたりしても、自己満足は出来るかも知れないが価値は生み出せない気がします。

そういうスタンスで世の中を生きていくのは自由なのですが、それを組織や周囲に対して強制しだすと、周りから「老害」的な認識をされてしまうのだと思います。




若干蛇足ですが、
個人的には「新しければ良い」とは思わず、ベテランの方々の手法や考え方の中には長い年月を揉まれて培った普遍的な価値観、ベストプラクティスが含まれている事が多いです。

それらも踏まえて「じゃあ今何が一番最適な選択肢なのか」「方法なのか」を都度考えていくことが必要なのだと思います。