上海

12/31からしばらくの間、上海に滞在していました。

基本的には語学学習が目的で、現地の語学スクール+普段の生活で中国語漬けになるのを目的とした渡中です。

滞在中は毎日、だいたい1日五時間くらいのマンツーマンレッスンを行い、それ以外の時間で自習や買い物、観光などを行ったりという感じの生活を送っていました。

スクール

上海現地には日本人をはじめ沢山の外国人が居るので、彼らのために中国語を教えるスクールが沢山あります。そのうちの一つに通いました。
http://www.chinese-center.com/


授業内容は当然すべて中国語で、学生レベルにあわせた語彙を用いて中国語で会話や作文等々のレッスンを行います。グループレッスンもあるようですが僕は全コマともマンツーマンレッスンにしました。

マンツーマンだと辞書を調べたり熟考したりする時間が無いくらいギッチギチに頻繁にコミュニケーションを取ります。今回の僕の場合だと1日最低5時間は中国語だけで会話をする、という感じになります。話すスピードも語彙は少ないもののネイティブの人と大差無いスピードで。。密度が高くて非常に疲れましたが良い修行になりました。


今回は3名の先生に担当していただきました。慣れてくると皆が皆特徴があって面白いです。
たとえば↓な感じ。ちなみに全員女性で、全員既婚です。

先生1

上海人ではないらしい(どこ生まれかは聞き逃す)。
年はこちらからは特別訊いてないのに、僕の年齢を教えたら教えてくれました。まあ同い年だったから、親近感を感じて、という事みたいです。

雰囲気的には一番先生らしい先生でしたが、ある程度自分の想定する答え・方向に誘導する、枠に固める事が多い感じで、細かい言い回しの部分も一字一句直されました。

あと語彙、言い回しがワンパターン非常に少ない感じで、これは僕のレベルに合わせて意識的にやっている可能性が高いのですが、実生活でもまあそういう感じなのかな、という気もしました。(結婚してから仕事と家の往復みたいな事言ってましたし)

先生2

哈尔滨(ハルビン)生まれ。
英語が流暢で、中国語の「xi」の発音が英語の「see」の発音になっていました。

100%を求めるよりも多読・聞・話を重視していたようで、細かいところは頓着せずとにかく課を進めていき、雑談も含めてとにかく色々なバリエーションのコミュニケーションを取るのを志していたようです。
非常に聡明な感じで、僕の間違った文法や語の用法を意図を汲んでさりげなく瞬時に直してくれたりもしたので、内容的には一番面白かくてタメになりました。

先生3

河南省生まれ。
1日だけ担当してもらいました。
好みとしてはドンズバな感じの方でしたが、まあ既婚なので特に何も無いです。

授業をしたというよりは、ひたすら雑談をしていた感じで、雑学や上海事情の収集には良かったと思いますが、まあ先生としてはあまり良くなかったのかなとは思います。



最終日には修了書とやらもいただきました。恥ずかしいので写真は無しです。

専門的な教育をされている方々とのマンツーマンレッスンはなかなかタメになることが多く、上達・成長とは言えずも中国語でのコミュニケーションに短期間で慣れて、少なくとも応用力については身についたと思います。



それ以外にも、時間は数少なかったですが色々街巡りしました。

南京东路

あいかわらず目ざとく日本人を見つけては「レディ、小姐、マッサージ・・・」と客引きをしてくる人が多かったです。

静安寺あたり

ちょうどクリスマスだったのでそういった感じになってました。


百脑汇

百脑(bai3nao3)で「buy now」の意味らしい。。日本語も結構造語は酷いですが、中国も負けてない感じ。IT系の商品を取り扱う大型店で、日本で言うYAMADA電器みたいな位置づけなんでしょうか。

浦东地区の百脑汇にはなぜかインチキ臭いガンダムが・・・

上海世博

もちろん開催は終わったのですが、観覧出来ない人が続出したため中国館のみ開催を延長していたようです(2011年5月まで開催)

遠くから見るとキレイなのですが、近くで見ると周辺で絶賛工事中(撤去作業)をしていて興を削がれます。


休日に行ったのが良くなかったのですが、世博が終わったとはいえ人は相変わらず多く、入場まで1時間くらい待たされました。


入場後すぐに糞つまらない映画を10分ほど観させられるのですが、その次のエリアがなかなか一見の価値ありです。巨大な壁に、「清明上河図」の絵をアニメーション化して投影しています。


写真だと分かりづらいですが、人物や船、動物などは皆動いています。横幅100mくらいある壁に投影されているのですごい迫力があって、ついつい見入ってしまうのは間違いない。

このエリアは国宝級の宝物がデジタルサイネージによる紹介・解説とともに展示されていて、非常に面白い。


それ以外のエリアは、記憶から忘れさりました。写真だけ。


豫园

土産物屋のオヤジ相手に値切り交渉をした挙句バッタ物を買ってきました。
包子は美味しかったです。

オタク系

中国語に翻訳された日本のマンガを探しに中国の「オタクビル」と呼称されるところにいくつか行ってみましたが、置いてあるのはフィギュアやコスプレ用の衣装など、僕の感覚から過ぎると「ガチ過ぎる」ものばかり置いてある店が多く、ちょっと受け入れられませんでした。

中国のオタクビルは、多きな一つの店が有るというよりも、一つのビルに多数の小さな個人商店が乱立している感じです。最近はあまり商売にならないのかビル内は空室が目立ちました。


上記のようなものが興味がある人は、豫园近くの「文庙」と呼ばれる地域に行くと面白いかも知れません。古く由緒のあるお寺の周りに、日本の原宿・竹下通りのような女子中高生が好みそうなチープなファンシーグッズが売られている店が多数あり、かつその中に多数のオタクグッズの店が違和感なく紛れています。文庙は雰囲気がローカルで面白いのでオススメです。

上海雑感

上海は都会なので、日本に住んでいるのと住環境に大きな差は無いです。コンビニもファストフード店も沢山ありますし、地下鉄も便利。
ただ空気が汚いので、それに耐えられない人には辛いかも知れません。

物価は食料品に関してはコンビニ・スーパーで見た感じだと日本の1/3くらい。
交通費は1/5以下。
本やCD、DVDは権利関係が不安になるくらい激安。という感じ。
最近物価が上がっていると噂を聞きますが、庶民生活に関してはそれ程でもない感じはしました。