一番都心から近いJリーグクラブは川崎フロンターレ

位置的な話だけです。


川崎フロンターレのホームグラウンド等々力陸上競技場は東京から多摩川を渡ってすぐの場所にあります。

一方「東京」という名前を冠している東京ヴェルディFC東京がホームグラウンドとしている味の素スタジアムは調布の北西に位置していて、都心からは結構離れた位置にあります。


各グラウンドと23区の距離がどれくらいあるか、Google Mapsマッシュアップサイトで調べてみました。

http://www.wayne-works.com/googlemap/circle.html

等々力陸上競技場

10km圏内

川崎・横浜以外に、大田区・品川区・世田谷区・目黒区・渋谷区なども圏内に含まれている事がわかります。いわゆる城南地区からは等々力陸上競技場は便が良いことが伺えます。

味の素スタジアム

10km圏内

調布、三鷹、武蔵野などいわゆる都下地域からは近いですが、23区は世田谷・練馬・杉並あたりをかすめるのみです。



単純な直線距離以外に、電車での便の良さも差があります。

等々力競技場の最寄り駅の一つである武蔵小杉駅には東横線目黒線南武線横須賀線と4路線が(一応)乗り入れており、東京駅や品川駅、目黒駅、渋谷駅などから(一応)乗り換えなしでアクセスできます。

味の素スタジアムの最寄り駅である飛田給駅は京王単線の駅です。新宿へのアクセスが不便な地域からは結構行く辛い環境ですし、南北方面のアクセスが貧弱です。その辺もあってスタジアムから各地域向けのバスが出ていますが便利とは言えません。



・・・まあ行ったことがある人は分かると思いますが、武蔵小杉駅から等々力競技場までの道のりは密集した住宅地の中の迷路のような狭くて複雑な路地を縫っていかなければならず一見さんは必ず道に迷います。

そういった競技場周囲の環境や、スタジアムの見た目などから等々力競技場を「都会」のスタジアムと考える人は皆無だとは思います。

ただ距離や最寄り駅までの交通の便的には、川崎フロンターレ等々力陸上競技場)が一番便の良い競技場であることは間違いないと思います。




国立霞ヶ丘競技場

10km圏内

こう見ると国立競技場は本当に便利な場所にありますね・・・
国立をホームグラウンドにするクラブが出てきても良い気がします。


あと、東京の東側にホームグラウンドを持つクラブが出てきても良い気がします。「Giant Killing」のETU(East Tokyo United)みたいに。場所が問題でしょうが。。


東京オリンピックとワールドカップの招致が失敗した以上、23区内にJリーグが居を構えられるようなスタジアムの建造は望み薄な雰囲気があります。


Jリーグのクラブが地域振興の中核を担うような自治体も多い一方東京での盛り上がりに若干欠けるのは、23区からアクセスしやすいクラブが少ないから、という理由もありそうです。