多分どの職業の方もそうなのかも知れませんが、何かしらの職能を身につけて従事している仕事の中で「何かしら人の役に立つこと」が本能的な感覚も含めて「やりがい」を感じる部分なのかなと思います。

私もしがないITエンジニアをやっていますが、自分の技術や培った経験などを用いて、現場の問題を解決したり組織に貢献したり、何かしら人の役に立てたときには「やりがい」を感じたりします。

本能的なものに根ざした感覚なので引きづられすぎると自分の仕事が矮小化したり目先の成果にとらわれたりするかも知れないですが、しかしこの部分は大事にした方が良いと思っています。


仕事をしていると「誰々より偉くなりたい」「誰々に認められたい」「誰々がやっていない難しい仕事を達成したい」といった風に、自己顕示欲や社会欲、出世欲にかられてしまうことがある気がします。
もちろん自身をモチベートするために必要な要素だと思いますが、しかしそういった「欲」に囚われ過ぎてしまうと、大事な事を忘れてしまう気がします。

人間は人との関係性の中でしか生きていけない以上「人の役に立つこと」を目標にする事を忘れてはいけないと思います。そしてその方法は数多もあって、格好良いとか良くないとか、「偉くなる」「認められる」「難しいことをこなす」といった事とは関係無い気がします。
そういった欲にとらわれ過ぎると、自分の組織の中での行動が「自分が出世するための手段」にしか感じられなくなり、結果として良い仕事はできなくなる気がします。