人的リソース

一部twitter界隈で話題になっていた「週刊ダイヤモンド」の「今年こそ英語&中国語」の号を読んでみました。

週刊 ダイヤモンド 2011年 1/8号 [雑誌]

週刊 ダイヤモンド 2011年 1/8号 [雑誌]


この中の「会議で使える”キメ単語”」という項で、英語の悪い用例と良い用例の対比が書かれていたのですが、

悪い:PEOPLE
(we need more people for this project.)

良い:RESOURCE
(we need to allocate more resources for this project.)

というのが有りました。

何か仕事のプロジェクトなどで人を指すときに、「PEOPLE」というと単なる要員と捉えているように見えるけれど、「RESOURCE」と呼ぶと「財産」と見なしているように聞こえるのでより良い用法ですよ、という話でした。


職場でも「物的リソース」「人的リソース」等々のカタカナ英語の表現をよく使いますが、なるほどこういう背景があったんだな、と納得しました。


とは言え中には「人の事をリソースと呼ぶのは好かない」という人もいます。なんか「リソース」と呼ぶと「簡単に置き換え可能なもの」というイメージで捉えてしまうのかも知れません。
しかし原義の意味を辞書で引くと「財産」とか「才能・資質」とかって意味のようで・・・


人の基礎的な知識水準というのも皆異なりますし、どんなに相手に気を使って言葉を選んで使っても、理解できない人にはあらぬ誤解をうけてしまうんですねぇ・・・となんとなく思いました。


しかしこれも必然といえば人生の必然か。