ウソ

相手を思いやってのいい嘘も、相手を騙し貶めるための悪い嘘も、真実を理解しながらそれを曲解し都合のようにねじ曲げる行為だから、出来る限り行わないほうが良い気がする。


「自分は悪い嘘はつかない」と思っている人は大半でしょうけれど、
真実に相対した時にそれをそのまま飲み込んで咀嚼することを放棄して、自分の都合の良い部分を上辺から汲み取るかのような思考をなんども繰り返していると、クセになってその思考パターンから抜け出すことは難しいと思います。

結果的に、いい意味でも悪い意味でも、物事にたいして不誠実に「嘘」をつき続ける人間になってしまい、最終的には致命的なボロがでるでしょう。



かく言う私も冴えない学生のころは、何かにつけて正面から受け取らずに自分の都合のよいように物事を捉えるクセがついていました。相手の欠点も指摘せず、変に褒めたり。相手の良い点も自分の気持ちの揺らぎ次第で一方的に良いようにも悪いようにも捉えたり。


社会人になって、ある程度自分に自身がついたこと、嘘をつくということは良い意味でも悪い意味でも最終的に対人関係によい結果をもたらさないことを何度も体感したこと、などから、最近はありのままをありのままに受け止めることができるように、徐々にですがなってきました。

それによって不利益を被ることがあっても、やはり自分に嘘をつく事に対する後ろめたさや心理的なダメージに比べれば、正々堂々としていた方が良いです。